終わらない侵略

私もあなたもこんなことをしている場合ではない。

See you again

君と歩んだ道 描いた夢 育んだ愛 どこまでも広がる青い空に、 この赤い風船を飛ばして 見えなくなっていく2人の風船 遠く遠く遥か遠くまで この喜びを歌にして いつかあの壁を越えて あなたと抱き合い二人一緒になれるなら それまで私は待ちましょう あなた…

ひかりのみちしるべ

灯りが消えた 消えた、消えてしまったんだ 果てしなく続く 終わりの見えない明日へ 今日もまた1人 私の向かう未来へ 暗い闇を見つめて 孤独な闘志に火を付ける 愛を探せ 探せ、探し続けるんだ 果てしなく続く 終わりの見えない明日へ 今日もまた願う 明るく…

記憶と自意識

カーテンが揺れた。 春を感じさせる心地の良い風が吹き、 太陽の暖かな光は私の身体を白く照らした。 青空はどこまでも広がる、 遥か彼方のまだ見ぬ土地が私を呼んでいる。 目を瞑り、耳を澄ませば、感じる大地の囁き 程よく湿った土には、地面を這う虫達が…

少女

最近は死を渇望する時間が増えた。 幸せな未来の為に生きているはずなのに、 どこからともなく、私の生の邪魔をする悪魔が顔を出す。 悪魔は私の心に執着という名の巣を作り、 私の心を蝕み、侵食する。 気がついたらあっという間に1年が終わり、 私はまたひ…

カニ

季節外れの雪が降った。 もう4月も半ばだというのに、まだ春の気配が見えない。 桜が咲かない。 暦の上では春でいても、人も獣も気分はまだ、冬のままだ。 氷になってしまった人涙の川はいつになったら溶けるのだろうか。 桜の花はいつになったら咲くのだろ…

アイスクリームは溶けないうちに

忙しなく歩く人々の群れを横目で通り過ぎながら、僕はただひたすら走っていた。 僕の目の前を行く君を追いかけて 君の後ろ姿だけをいつも見てきた 君は時々立ち止まるのに、それでも僕は君に追い付けなかった でもある日、君は歩むことをやめたね。 あの日を…

赤い炎

赤く激しく燃える炎 それは実に雄大で、力強く、見るものの心までも焼き尽くしてしまう。 火は消えなければ、いつまでも熱を放つ。 大きな火は炎となり、消えない炎はどこまでも燃え広がり、全てを火の海にしてしまう。 たった1本のロウソクに付けた火から、…

雨に打たれて

夢の中ほど居心地が良くて、気持ちのいい場所はないと思う。 途絶えていく意識は薄緑色で、体は軽く、自分の体は見えない。 しかし目を覚ませば、体にかかる重圧に耐えるしかないし、自分の体を嫌でも見る。 そして目の前の現実に目を向けるしかない。 夢の…

貴方へ

拝啓、貴方様 暑中お見舞い申し上げます。 長かった梅雨も明け、いよいよ夏本番ですね。 連日の酷暑で、寝苦しい夜が続きますが、貴方様はいかがお過ごしでしょうか。 青空の下で真っ直ぐに佇む向日葵や、急な雷雨の後に広がる大きな虹、どこまでも広がる入…

休暇

青く澄み渡った夏の空の下で、太陽の光に照らされた向日葵は静かに私に微笑みかける。 この細い道を抜けた先にはきっとあなたの笑顔が待っていて、あなたと共に私は浜辺を歩く。 そんな夏休み 愛と恋の違いは、自分の命をかけられるか、 この違いただ一つ。 …

悪魔と牛丼

決まって私はこうなる 頭が冴え渡る瞬間 私の体の奥の奥にある、普段は眠っている自分とは別の物体 そいつが勝手に私の体を奪う 犯される感覚に怯えながらも、その刺激は次第に快楽へと変わり、体の隅々の神経細胞が活性化していく 酔った私は決まって同じこ…

夏に汗

夏が来る。 夏の匂いを感じる。虫たちは冬に備えて一生懸命食料を探し回る。 大地の息吹と同じリズムで呼吸をする。 食事をして、睡眠をして、セックスをする。 汗まみれになる。 陽炎が揺れる。私だけの甘くて歪んだ世界。 坂を登れば入道雲が見える。澄ん…

心の氷点

愛しいと感じるもの。 日本には四季がある、季節ごとに感じる温もり。 それを感じられるうちは、まだもう少し頑張ろう、生きてみよう。 そんなちょっとずつの積み重ね。 早く春が来てほしい。 雪が降るのはもう勘弁して欲しい。 春になり、気温も暖かくなっ…

好きな人

もう師走、世間はクリスマスムード一色、ケンタッキーになる鶏、年の暮れ、忙しなく歩く人々、追い込み時の受験勉強、イルミネーションの下で幸せそうに微笑み合うカップル、駅前のベンチで夜を越すホームレス、ホームレスという言葉は造語らしい。 世の中は…

何も知らない

否定する、本を読む、人の幸せ、気持ち悪い、善人気取り、何も嬉しくない、無、気持ち悪い。気持ち悪い。アーナンダ、寄り添う、死ぬまで寄り添う、そんなことは出来ない、低く轟く雷鳴、さらさらと落ちる砂。 よくやっているなあと思う。 君は偉いね。 今日…

思考が停止する

犬や猫が虐待される事件。本当に許せないし犯人のことを私はとても憎んでしまう。しかし、憐れみの念を示せるのはなぜ犬猫だけに限っているのか。魚が生きたまま熱湯で丸茹でにされたり、さばかれること、それは虐待にあたらないのか?ということを考えた。 …

チョコレート

坂を登る。降りる。 車の流れ、雲も流れる。空は青い。蜃気楼が見えた。夏、坂の上。音が聞こえなくなる。 静寂 生きているなあと感じた。 入道雲があるならさらに良し。 夏の風物詩である。 人は涙を流す、目、目、目 夕焼けは綺麗だ。 赤くて、輝いている…

お前は誰だ

失うもの。 何かを得るためには何かを捨てるしかない。 日に日に増していく罪悪感。 誰に対して? ''何か''を失っても、 私が誰かに幸せや喜びを与えられるならそれでいいのか? よくはない。 どうせ汚れている世の中だ。 今更遅い。 綺麗事を言うのはやめた…

寒い

最近は毎日雨が降っている。 悪天候な日が続くと洗濯物が乾かないので非常に困る。 布団も干せない。 寒いし。 太陽そろそろ顔を出してくれ。 太陽33 風邪引くなよ。 私は元気です。

またしてもよく分からない感情が私を支配している。 人はなぜ、他人のことが気になるのか。 私は自分のことにしか興味がない。 もし他人が私をとやかく言っていたとしても、 私はその他人を''何か喋っている自分ではない物体''という認識しかできないので、…

排他的経済水域

人々は今日も賑やかだ。 私の心も常に賑やかである。 平穏な時などない。 何をしていても、どこにいても、自我が芽生えてしまう。自我というものは本当に厄介だ。 自我があるからすべての煩悩が生まれる。 それにしても、煩悩って言葉いいよな。 煩悩 欲や悩…

セルシン

久しぶりにブログを書いている。 最近は色々と忙しかったのだが、ひと段落ついた。 しかしこの平穏さもすぐ消えてしまうだろう。 喧騒がすごいな、掻き乱すなよ。 虫の声、終わらない夏、うるさい、人の寝息、鉛筆、丸い、セルシン、写経、うるさい、アンバ…

貪欲な生き物

見てしまった。 見ようと思ったわけではない。 心に刺激がほしくて恐怖サイトを色々調べていた。 「恐怖の館」「イルカの夢でさようなら」オカルト好きなら聞いたことがある言葉だと思うが、それらを見ながら私は懐かしい気持ちに浸っていた。 でも私は怖く…