決まって私はこうなる
頭が冴え渡る瞬間
私の体の奥の奥にある、普段は眠っている自分とは別の物体
そいつが勝手に私の体を奪う
犯される感覚に怯えながらも、その刺激は次第に快楽へと変わり、体の隅々の神経細胞が活性化していく
酔った私は決まって同じことをする
何も話さなくても伝わる
目を見ずともそいつには全てが分かってしまう
天使に早く会わせてほしいと
悪魔の色目で囁きかける
しかし悪魔なそいつは私をまた苦しめるだけ
永遠に逃げられなくて、
いつもいつも私は同じことをしている
今日も明日も明後日も
有限は無限ではなくて、当たり前の話だが賞味期限というものは生きていれば必ずついて回ってくる。
今この瞬間は今しかないのに
頭が狂ってしまう
渚を滑る潮風が頬に触れる、塩っぱい匂いが鼻につき、遥か世界の果てに私を誘う。暗闇の中
、このまま時が止まればいい。そう感じた。
有限が無限になったら世界は終わるんだろうなァ、などとくだらないことを考える。
そんなことよりも私は牛丼が食べたい。